この連載では、仕事で使える便利なショートカットキーを紹介していく。今回は、Excelで、一旦入力した後でセル内の文字列を編集するショートカットキーを紹介しよう。
文字列をそのまま上書きする
文字列を入力した後、まったく別の文字列に変更したい場合は、そのまま入力すれば上書きされる。こういった挙動はWordなど文字入力ソフトと違うところだ。
編集したいセルにカーソルを置き、通常通り文字を入力する
これで確定すれば、文字は上書きされる。今までに入力していた文字を活用しない場合はこの方法が一番手っ取り早い。
ショートカットキーを使う
すでに入力している文字を一部活用する、または少しだけ変更する、といった場合には、入力済みの文字を編集するほうが時短になる。
編集したいセルにカーソルを置いた状態で「F2」キーを押すと、編集状態になったカーソルが最後の文字の後ろに表示されるので、矢印キーなどで編集したい位置に移動し、文字を編集する。
ショートカットキー以外の方法は?…
ショートカットキーを使わずに編集状態にする方法が2つある。1つは、「数式バー」と呼ばれる上部の欄を利用する方法。数式を入力している場合はここに表示されるが、文字列を入力したセルの場合は、その文字列がこのバーに表示される。入力・編集したい場所をマウスでクリックすると、編集できるようになる。
[caption id="attachment_46473" align="aligncenter" width="600"] 編集したい箇所をマウスでクリックする[/caption]
もう一つはセル内をダブルクリックする方法。セル内の編集したい箇所をダブルクリックすると、セルは編集状態となり、ダブルクリックした箇所にカーソルが表示される。
[caption id="attachment_46474" align="aligncenter" width="600"] ダブルクリックした位置にカーソルが点滅表示し、編集状態となる[/caption]
このようにセルの編集方法はいくつかあるが、キーボードから手を離さずに実行できるショートカットキーの利用は、時短につながるのでぜひ覚えておいてほしい。
◆今回のおさらい◆
「F2」 セル内の文字列を編集する