この連載では、仕事で使える便利なショートカットキーを紹介していく。今回は、Wordで文字のサイズを変えるときに役立つショートカットキーを紹介する。また、変更した文字サイズを戻したいときに使えるショートカットキーも紹介しよう。このショートカットキーを覚えておけば、メニュー欄の「フォント」から文字のサイズを選んで変更する、という手間が省ける。
文字のサイズを瞬時に変えられるショートカットキー
見出しの文字を大きくしたいとき、通常ならば大きくしたい文字を範囲選択し、「ホーム」タブの「フォントサイズ」欄で操作するだろう。しかし、ショートカットキーなら1ポイントずつ大きくしたり小さくしたりが自在にできる。
文字列を範囲選択し、「Ctrl」キーを押しながら「]」キーを押すと、文字が1ポイント大きくなる
「Ctrl」キーと「]」キーを再度押すと、もう1ポイント大きくなる。当初の文字サイズ設定は「10.5ポイント」だったので、1回押すと「11.5ポイント」、2回で「12.5ポイント」となる。文字サイズを小さくしたいときのショートカットキーも紹介する。
範囲選択した状態のまま、「Ctrl」+「[」キーを押すと、今度は1ポイントずつ小さくなる
文字サイズを小さくするには「Ctrl」+「[」を押す。このショートカットキーを使うと、全体のレイアウトを見ながら文字サイズを大きくしたり小さくしたりできる。
変更した文字のサイズを一瞬で元に戻す…
変更した文字のサイズを元に戻したいときも、ショートカットキーですぐに元に戻せる。
[caption id="attachment_52126" align="aligncenter" width="600"] 元に戻したい文字列を選択した状態で「Ctrl」+「Shift」+「N」キーを押すと、元の文字サイズに戻る。太字も解除された[/caption]
「Ctrl」+「Shift」+「N」というショートカットキーは文字書式、段落書式のいずれも解除するものだ。そのため文字サイズだけでなく、太字やアンダーライン、段落の中央揃えなどもすべて解除される。
[caption id="attachment_52128" align="aligncenter" width="600"] 範囲選択した状態で「Ctrl」+「Shift」+「N」を押すと、太字、アンダーライン、中央揃えなどすべての書式が解除された[/caption]
「フォント」画面を開く
文字サイズだけでなく、太字や斜体などのスタイル変更やフォントの色などをまとめて設定したいときは「フォント」画面を開くとよい。
[caption id="attachment_52131" align="aligncenter" width="600"] 「Ctrl」+「D」キーを押すことで、「フォント」画面を開ける。この画面ではフォントに関するさまざまな設定が可能だ[/caption]
◆今回のおさらい◆
「Ctrl」+「]」 文字サイズを大きくする
「Ctrl」+「[」 文字サイズを小さくする
「Ctrl」+「Shift」+「N」 標準スタイルに戻す
「Ctrl」+「D」 「フォント」画面を開く
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