ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2022.02.01
前回の記事では、ほめ方のポイントを紹介しました。ただし、全部のポイントを盛り込んでしまうと効果が薄れます。ここでは、ほめる際のより効果的なアクションについてお話したいと思います。
人は善かれあしかれ慣れる生き物です。何度も何度も同じような調子でほめられていては、いくらほめる言葉や内容が素晴らしくても部下の耳が慣れてしまい、心に届かない可能性があります。
そのため特に強調してほめたいポイントや伝えたい内容がある場合には、その部分にフォーカスして、「声を張ってほめる」「ほめるポイントの前後はあえて小さい声でほめたり、話す速度を遅くしたりする」「大きめなジェスチャーや豊かな表情を付けてほめる」など、ポイントごとにメリハリをつけてほめるとよいでしょう。
もちろん過剰に抑揚をつけたり、突然大きな声でほめたりするのは芝居がかって見えるだけです。メリハリをつけたい場合には、くど過ぎず、派手過ぎず、唐突になり過ぎないように全体のバランスを考えましょう。
ほめることは効き目の強い薬のようなもの。確かによく効くのですが、むやみにほめるのも考えものです。部下の成長につなげたい気持ちを込めてほめるときは、単なる思いつきでそうするのではなく、よく考えてほめたほうがいいのです。
ほめる話の流れ全体をビジネス文章に置き換え、「起承転結」や「序破急」を意識するイメージで構成すると、話の流れを作りやすくなるかもしれません。
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執筆=坂本 和弘
1975年栃木県生まれ。経営コンサルタント、経済ジャーナリスト。「社員の世代間ギャップ」「女性社員活用」「ゆとり教育世代教育」等、ジェネレーション&ジェンダー問題を中心に企業の人事・労務問題に取り組む。現場および経営レベル双方の視点での柔軟なコンサルティングを得意とする。
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