ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2023.03.30
新型コロナウイルス感染症拡大防止策としてテレワークが推奨されたため、ビジネスWi-Fiを導入した企業も多いのではないだろうか。その後ウィズコロナへと移行し、最近ではオフィスに通勤する働き方にかなり戻りつつある。
そもそも新型コロナウイルス感染症拡大前の時点で、テレワークは働き方改革を進めるツールとして普及促進が図られてきた。ビジネスWi-Fiとテレワーク環境があれば働き方改革を大きく進められる。ここではウィズコロナ時代の新しい働き方である“ハイブリッドワーク”について考えてみたい。
3月13日にマスク着用の考え方が見直され、着用は個々の判断に委ねられるようになった。ウィズコロナの日々が本格的に始まり、通勤電車も以前のようにオフィスに通う人たちで混雑するようになった。新型コロナウイルス感染症拡大防止として多くの企業が導入したテレワークはもう必要ないのだろうか。
前述したように、テレワークは政府が働き方改革の一環として普及促進を図っていたものだ。テレワークによって介護や子育てなどフルタイムで働きづらい人たちの就業を促進し、場所を選ばずに働ける環境を整えて、人材不足の解消と業務効率を向上させる狙いがあった。
人材不足の解消と業務効率の改善は、ウィズコロナの時代であっても企業にとって重要な課題であることは間違いない。新型コロナウイルス感染症拡大の影響ですでにテレワークを導入しているのだから、そのノウハウの蓄積を無駄にせず、場所を選ばずに働けるワークスタイルの実現にもっと力を入れていくべきだろう。
場所を選ばない働き方をオフィス内で実現するカギとなるのがビジネスWi-Fiだ。この連載を読んでいただいている読者であれば理解しているものと思う。ビジネスWi-Fiを導入すれば有線ケーブルが不要になり、フリーアドレスが実現できるなど、メリットは多い。
このビジネスWi-Fiのメリットをさらに引き出すには、従業員に提供するPC環境についても工夫が必要だろう。これまで同様にデスクトップPCだけを提供しているのであれば、場所を選ばない働き方は実現できない。
デザインワーク、図面設計あるいは動画処理など、大画面のディスプレーに対する高速処理が可能なPCを求められる業務の場合、デスクトップタイプが必要かもしれない。そうではなく、文書やプレゼン資料の作成、表計算程度の業務であればノートPCでも対応できるはずだ。予算的に一度に入れ替えるのは難しい場合でも、リプレースのタイミングでデスクトップPCを順次ノートPCに変えていけば、結果的に大きな成果をもたらすことにつながる。
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執筆=高橋 秀典
【TP】
ビジネスWi-Fiで会社改造
オフィスWi-Fi導入実態調査2022
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