ビジネスWi-Fiで会社改造(第26回)クラウドストレージを併用し、知の共有を実践

Wi-Fi スキルアップ

公開日:2023.09.14

  • PDF PDF
  • ボタンをクリックすることで、Myクリップ一覧ページに追加・削除できます。追加した記事は、「Myクリップ」メニューからいつでも読むことができます。なお、ご利用にはBiz Clipに会員登録(無料)してログインする必要があります。

 前回は、ビジネスWi-Fiクラウドストレージを併用すれば多くのメリットが得られ、機動性の高い知の共有も実現できると解説した。今回は、実際にどんなビジネスシーンで活用され、どんな効果を挙げているのかを紹介する。具体的な事例を通してそのメリットを明らかにし、ビジネスWi-Fiとクラウドストレージの相性の良さを“実践”という視点から説明する。

働き方の選択肢を広げ、社員のストレスを軽減

 いつでもどこでも同じように働ける基盤としてのビジネスWi-Fiと、企画書や見積書、図面などの知の情報を共有できる基盤であるクラウドストレージを併用するメリットとしてまず思い浮かぶのは、テレワークとオフィスワークがシームレスになり、働き方の選択肢が広がることだろう。

 メーカーのA社では、オフィスにビジネスWi-Fiを導入するとともにクラウドストレージを採用し、これまでの書類をデジタル化した。クラウドストレージにデータを移管し、業務の際にはクラウド上のファイルにアクセスして作業を行い、企画書や図面の作成もクラウド上で行うようにした。

 その結果、社内で行っていた業務がどこにいても行えるようになった。テレワークの業務範囲も広がり、育児や介護に時間を割く必要のある従業員の能力もこれまで以上に生かせるようになった。

 製造業向けの商品を取り扱う商社であるB社は、ビジネスWi-Fiとクラウドストレージを導入し、企画書や見積書、契約書、顧客情報といった営業関連ファイルをクラウドストレージ上に格納するとともに、営業担当者にノートパソコンを配布した。

 営業担当者はインターネットを介して外出先でもオフィスと同様に業務を行えるようになり、業務効率が大幅に向上した。また、どこにいても営業情報にアクセスできるようになったため、顧客からの問い合わせに迅速に回答できるようなり、顧客満足度も向上した。

 さらに、取引先で作成した見積書や契約書をその場でクラウドストレージに保管するという運用を行っているため、リアルタイムに情報共有できるようになった。クラウドストレージはセキュリティ面も考慮されているので、営業担当者のパソコンに営業関連情報が保存されることはない。これにより、営業担当者のストレスも減少した。

社内外をつなぎ、機動力と品質が向上…

続きを読むにはログインが必要です

\ かんたん入力で登録完了 /

会員登録3つのメリット!!

  • 最新記事をメールでお知らせ!
  • すべての記事を最後まで読める!
  • ビジネステンプレートを無料ダウンロード!

執筆=高橋 秀典

【TP】

「Wi-Fi」人気記事ランキング

連載バックナンバー

ビジネスWi-Fiで会社改造

オンラインセミナー動画

  • 新着記事

配信日時

2024年11月27日(水)①14時00分〜15時00分 ②18時00分~19時00分

セキュリティ関連

【日本ハッカー協会登壇】攻撃者の視点で語る、サイバー攻撃のトレンドと対策

配信期間

2024年10月24日(木)~2024年11月29日(金) 

セキュリティ関連

セキュリティコンサルタントが解説!いま企業がとるべきサイバー攻撃対策とは