ビジネスを加速させるワークスタイル(第15回)
似ているようで違う、法人向け光回線の選び方
公開日:2024.03.07
ハンディターミナルは物流業をはじめ小売業などに広く活用されている。最近では製造業などの現場でも利用されるようになった。あらゆる商品や製品にバーコードやQRコードが付けられるようになったことも普及を後押ししている。ハンディターミナルとビジネスWi-Fiの組み合わせはメリットも大きい。具体的な効果を解説する。
ハンディターミナルはバーコードやQRコードなどを読み取り、情報を取り込む機器の総称だ。日本語に直訳すると「携帯端末」だが、実際は、手軽にデータを収集できる携帯用情報入力端末である。商品や部品などのデータを簡単に取り込めるため、物流業や小売業の現場では在庫管理や販売管理の便利な道具として利用されている。
一般的なハンディターミナルは、バーコードなどを読み取るスキャナーとWi-FiやBluetoothを使って通信するためのアンテナ、取り込んだデータを表示するための液晶画面、情報を文字として入力するためのキーボードなどから構成されている。音やバイブレータで操作を伝えるものもある。
使い方は至ってシンプルだ。入荷した商品や箱に付いているバーコードから内容や数を確認し、商品名や品番、数などを記帳する方法に比べると手間がかからない。データを読み取る際にミスが発生する可能性はあるが、記入漏れや記入ミスに比べれば問題が発生するリスクは少ない。
また、操作がシンプルなのでスタッフへの教育時間を削減でき、属人的な部分がないため個人の能力に左右されない点も大きなメリットだ。作業が標準化されれば新人もベテランも同じレベルで作業できるので、業務効率が向上する。人的な作業が機械に置き換わるため、不正防止にもつながる。
無線機能がなく、内部にデータを記録するタイプのハンディターミナルもあるが、多くのハンディターミナルには無線機能が装備されており、無線機能付きハンディターミナルとWi-Fiを組み合わせれば、さらに多くのメリットを享受できる。
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執筆=高橋 秀典
【TP】
ビジネスWi-Fiで会社改造