脱IT初心者「社長の疑問・用語解説」(第82回)
ブルーライト対策にはうな重?
公開日:2022.03.31
国土交通省が公開している資料「令和2年度 テレワーク人口実態調査」によると、全就業者のうちテレワーカーの割合は22.5%と、過去5年間で最高値を記録しています。テレワークの需要拡大とともに注目を集めているのが、インターネット環境があればどこからでも接続可能なクラウドストレージです。
一方、クラウドを狙ったサイバー攻撃による事故も発生しています。いまやクラウドを利用するうえで、情報セキュリティ対策は欠かせません。本記事では、クラウドストレージの安全性やリスク、情報セキュリティ対策などについて、過去の事例と共に紹介します。
クラウドストレージは、サービスを提供する事業者により強固な情報セキュリティ対策が施されています。とはいえ、クラウドストレージを利用する際のリスクも存在します。ここでは「不正アクセス」と「サーバー停止」について紹介します。
不正アクセス
不正アクセスは、第三者が不正にアクセス権限を入手してサーバーに侵入する行為です。クラウドストレージに不正アクセスが発生した場合、保存していたデータの破壊や改ざん、あるいは情報漏えいが発生するリスクがあります。いずれかの被害が発生した場合、通常業務に大きな支障をきたすうえ、顧客への被害が及ぶなど、企業としての信用を失う可能性もあります。
サーバー障害
クラウドストレージが動作しているサーバーに障害が発生する原因は、サイバー攻撃のほか地震や落雷などの自然災害、停電、ハードウエア故障、アクセスの集中などが挙げられます。サーバーに障害が発生すればクラウドストレージは復旧するまで利用できなくなり、業務が停滞する可能性が高くなります。
\ かんたん入力で登録完了 /
執筆= NTT西日本
【MT】
覚えておきたいクラウド&データのキホン
クラウドストレージ利用実態調査2022
近年、ユーザー嗜好の変化を適切につかみ、ビジネスチャンスを生み出すヒントとして注目を集めるがデータの利活用。ビッグデータの活用とまでいかなくても、企業活動の中で取り扱うデータは増加する一方です。日々の業務においては、膨大なデータをいかに効率的に管理・保管するかが1つの焦点となる。その課題解決に向けて注目を集めるのが、クラウド上のデータ格納スペース「クラウドストレージ」(オンラインストレージ)の利用です。その実態について調査を行いました。
企業のDX対応意識調査2023
データの利活用にとどまらず、デジタル技術を前提としたビジネスモデルの変革や経営革新の切り札として期待される「DX(デジタルトランスフォーメーション)」推進。企業はその対応に向けて何を進め、どのような点を課題に感じているのだろうか。こうした企業意識について調査を行いました。
電子帳簿保存法対応調査2023
2022年に施行された改正電子帳簿保存法。その猶予期間が、2023年12月31日で終了となります。多くの企業にとって、インボイス制度(同年10月スタート予定)も鑑みつつ、本制度が定める電子取引データの電子保存などに対応するための準備が喫緊の課題となります。では、企業はどのように準備を進めているのだろうか。その最新動向について調査しました。