ニューノーマル処方箋(第53回)雇用調整助成金の新制度は「リスキリング」が重要

業務課題 資金・経費 スキルアップ

公開日:2024.07.30

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<目次>

・コロナ禍で注目された「雇用調整助成金」、今はそんなに利用されていない!?

・新制度では「教育訓練実施率」が高いほど助成額がアップする

・支給対象となる教育訓練とは?

コロナ禍で注目された「雇用調整助成金」、今はそんなに利用されていない!?

 コロナ禍で特に利用が進んだ助成金の1つに、「雇用調整助成金」が挙げられます。

 雇用調整助成金とは、経済上の理由により事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労働者に対して一時的に休業や教育訓練、もしくは出向を行い、労働者の雇用維持を図った場合、その休業手当などの一部を助成する制度です。

 この助成制度は1975年に誕生したものですが、コロナ禍においては「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例」が設けられたこともあり、特に利用が増加しました。厚生労働省の資料によると、2020年4月から2023年8月末までの約3年半で、累計支給決定件数は629万8000件、累計支給決定額は5兆9871億円に達したといいます。

 しかしながら、コロナ禍初年度の2020年度をピークに、決定件数も決定額も徐々に減少しました。2023年3月31日にコロナ特例も終了し、現在は通常の運用に戻っています。

 

新制度では「教育訓練実施率」が高いほど助成額がアップする…

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