セキュリティ脅威を招く落とし穴(第7回)クラウド採用企業増加もセキュリティ対策は

業務課題 ネットワークセキュリティ

公開日:2022.12.16

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 多くの企業でデジタルを活用したビジネス変革への取り組みを加速させている。その土台として利用されているのがクラウドだ。かつて“クラウド後進国”と言われて、クラウドが普及しなかった日本でも、コロナ禍で意識が一変してクラウド活用が一気に広がっている。

DX推進のカギとなるクラウド活用

 インターネット上でさまざまなサービスを利用したり、アプリケーションやファイルを共有したりできるクラウドサービスはDX推進には必要不可欠と言われる。スピーディーにシステムを開発するだけではなく、外部サービスとの連携やパートナー企業とコラボレーションがDX推進のカギとなるためだ。2026年には国内クラウド市場の規模は約11兆円規模になるとの予測もある。

 しかし、セキュリティという面で不安を感じる企業も多いはずだ。どこにどんな脅威があり、どう対処すればよいのだろうか。

 クラウドの活用によって、これまでシステムが自社の内部に閉じていたオンプレミス環境とは一変し、インターネットに接続することによって外部への扉が開かれた状態となる。そこで重要となるのがクラウドサービス由来の脅威を正しく認識して、適切なセキュリティ対策を講じるという視点だ。以下ではクラウドサービスの特質上の脅威を考えてみたい。

クラウド活用の脅威となるのは接続部分とネット上のデータ…

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執筆=高橋 秀典

【MT】

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