なぜパソコンでLINEを使うのか。それは、便利な点がいくつもあるからだ。例えばタッチタイピングができる人なら、文字入力はスマートフォンより断然速くなる。また、仕事でLINEを使っているなら、パソコンに保存している画像やファイルをいちいちスマートフォンでアクセスできる場所にコピーしてアップして…という手間も省ける。
スマートフォン側の設定ができたところで、自分の環境に合ったパソコン版LINEをダウンロードしてインストールする(Windows版、Mac版のいずれか)。Chromeの拡張機能として利用する方法もあるが、ここではWindows版で説明する。
[caption id="attachment_39764" align="aligncenter" width="600"] LINEの公式サイトにアクセスし、ここをクリックしてダウンロード、インストールする[/caption]
パソコン版LINEでログインする
スマートフォンで作成したアカウントのメールアドレスとパスワードを入力する。初回ログイン時のみ、本人確認のために数字が表示される。その数字をスマートフォンのLINEに入力し、本人確認を実行する必要がある。
「自動ログイン」のチェックをオンにしておけば、次回以降は自動で起動する。ただし、持ち運び用のノートパソコンなどはセキュリティ面を考慮してオン/オフの設定をしよう。
[caption id="attachment_39765" align="aligncenter" width="600"] LINEアカウント作成時に登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインする[/caption]
[caption id="attachment_39766" align="aligncenter" width="350"] 初回ログイン時はパソコン側に数字が表示される[/caption]
[caption id="attachment_39767" align="aligncenter" width="350"] スマートフォン版LINEに数字を入力し「本人確認」をタップする[/caption]
ログイン後はスマートフォンのLINEと同期される。ログイン画面右のQRコードをスマートフォン版LINEのQRコードリーダーで読み取り、ログインする方法もある。
基本的な使い方はほぼ同じ
基本的な使い方はスマートフォン版LINEとおおむね変わらない。左端のメニューバーの一番上が「友だち」で、スマートフォンの「ホーム」タブに相当する。2番目の「トーク」は同じで、次は「友だち追加」が単独のメニューとして存在する。
Webカメラを内蔵しているパソコンなら、ビデオ通話やスタンプなど、スマートフォンで使っているものはすべて共通で使える。
[caption id="attachment_39768" align="aligncenter" width="600"] スタンプもスマートフォン版と同じものが使える[/caption]
パソコン版を利用する際、1つ気を付けておきたいのは「Enter」キーだ。これを押すと、入力途中でも送信されてしまう。パソコン版で改行するには「Shift」+「Enter」キーを押す必要がある。
今回は導入から基本的な使い方について紹介したが、次回は、上記の「Enter」キーで送信されてしまう設定を変更したり、通知の設定を変更したりといった各種設定、パソコン版LINEならではの便利な使い方について紹介しよう。
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